鍼治療はツボを刺激して経穴の作用を引き出します
刺すだけでなく、刺した鍼をひねる、刺した鍼の深さを出し入れする、といういわゆる手技を組み入れながら施術を行います。
そういった手技に加え、医療機器を組み合わせて行う方法として、パルス鍼があります。
鍼に電気を一定の間隔・強さで流すことで、安定的な刺激を体に送ることができます。
電気刺激のパターン
〇連続的(トントントントンと、一定のリズムを連続的な刺激)
局所に100hzで使用すると、その部分の鎮痛効果があります。
〇断続的(電気の流れる時間と無刺激の時間を交互に繰り返すパターン刺激)
運動麻痺や弱っている筋肉に刺激を入れることでリハビリ効果があります。
〇ミックス(弱め部類の3Hzの刺激と、強め部類の20Hzの刺激を、2~3秒間隔で繰り返す刺激)
こちらも麻痺や弱っている所に使用してリハビリ効果を出します。
ちなみに、ツボに使用する場合は強い効果を狙いたい方の鍼に緑のクリップを使います。
刺激の強さは気持ち良い程度。ガマンするような刺激はあまり良くありません。
慢性の肩こりや腰痛の方の固まり切った筋肉を回復させるには有効です。
程よい刺激で固まった筋肉をほぐしたり、神経を圧迫している部位の不快感を軽減したり。いろいろな使い方を日々研究しています。興味がありましたら、ぜひ試してみてください。
美容鍼でお顔や頭皮の固まった部分に使用することもあります。ほうれい線が気になる方、噛みしめで張ってしまった顎の筋肉をほぐしたい。などの要望にお応えすることが可能です。