整形外科で重症といわれた寝違え治療例

この場合の重症とは

痛い方向には全く動かせず(可動域が左回旋0度・右回旋10度・下向き10度・上向き0度)動かし方によって肩甲骨の下の方まで激痛が走るレベル。横になって起き上がるときも激痛
整形外科では、ひどい筋肉の緊張があるが神経的には問題がないとの診断。アイシングと三日間の入浴禁止を指導される。

※首の関節は、日本リハビリテーション医学会の体幹測定法の参考可動域角度では、正面から左右回旋ともに60度・下(前屈)60度・上(後屈)50度と言われています。

治療初日
(整形外科受診から三日後)

頸椎圧迫テスト 陰性
首に関する筋肉、背中、肩甲骨上の筋肉と上半身の強い筋緊張を触診で確認。
治療ベットに横たわると動きの確認がしづらいので座位での治療を選択。
首の炎症部位にはあてないようにしつつ上半身に赤外線治療器を当て血流を上げて循環を促す
肩甲骨周り、鎖骨周りのマッサージとストレッチ、背骨周りの前後屈・回旋運動を行い周囲の筋肉の動きを出していく。
首を動かしてもらい、痛みの出る部位を確認し、関連する筋肉に鍼で刺激を入れていく(自律神経の高ぶりもあり必要以上の筋緊張を持っているので緩みづらい)
数か所かの施術ごとに可動域確認

右回旋の方が症状が比較的軽かったので、可動域が出てくるまでも早い
最終可動域右30度・左20度、上20度下30度まで改善
痛みレベル来院時10として7

四日後・二回目の治療

治療翌日からベットからの起き上がりでの激痛がほぼ無し。最終可動域右45度・左30度、上30度下40度。ただし左の痛みはまだ7くらい。右は4程度

炎症も落ち着いてきたとの判断で直接痛みの強く出る部位の近くの治療に移る(座位)
肩甲骨周囲、背骨周りの緊張部位に鍼&温熱治療
痛む動作を確認しながらの鍼治療、一部運動鍼
最終可動域右60度最後に少し詰まる感じ・左40度までいくと後頭部までの「ピキッ」という痛みは残る、上45度下50度上は左のような痛みと詰まり感がまだ出る。下は筋肉が固くて伸びないような感じ。痛みではない様子
痛みレベルも左5、あとは感覚的に3くらいとのこと

四日後・三回目の治療

下向きの仕事をすると、まだ痛みは出てくるが、左回旋以外はほぼ日常動作は普通に戻る。可動域も左以外はほぼ正常

座位
動かした時の痛みの出る部位、詰まり感のある所を中心に関連部位に鍼治療

背臥位(上向きで寝る)
首関節を一つつ動かし可動域を広げる
猫背も一つの原因なので、姿勢改善のアドバイス

左回旋での痛みはなく、コリからくるであろう通常のストレッチ感だけ残る

良いキープのために4週間に一回姿勢確認しつつ疲労部位のメンテナンスをしていくことに。

冷え、姿勢不良(反り腰、猫背など)寝違えになる要素は日常生活に沢山あります。日頃からメンテナンスをして発症前に改善していきましょう!