経穴・奇穴・阿是穴

「ツボ」を辞書で調べると

壺の説明のほかに「ここと見込んだところ」、「図星」、「急所・要点」などと書かれています。
治療におけるツボとは、体表面上の診断や、治療の要点にあたる部分のことを指します。

鍼灸的には

1 経穴
経絡という縦のライン上にあるツボで、数は365個。伝統的に効果が明らかにされています。
(胃腸に効果のあるとされる「足三里」に鍼を打つと、胃腸に反応が出るという実験映像が存在します)
2 奇穴
経穴以外で診断、治療に使えるツボ。縦のラインから外れたところにあります。経穴よりも厄介な身体の状態の時に反応が現れることが多い。
3 阿是穴
特に病的な状態で生じてくる身体上の過敏になっているところで、押さえると「イタ!」「それだ!」という反応が出ます。
全身どこにでも病的に発生します
筋筋膜症(トリガーポイント)は阿是穴に属します。

経穴・奇穴は解剖的には、筋と筋の間、筋と骨の間、関節の凹んだところ、神経が筋肉の間から出てくるところに多く存在しています。
生理学的には、ツボは電気抵抗の低いところに存在しています。それによりノイロメーターや皮電計のような電気抵抗器で体表面を確認すると、ツボのあたりで電気抵抗が下がります。
ここに鍼灸マッサージをほどこし、血液を循環させ、体内の修復成分を集めてあげることで、身体を元気な方向に調整していくことができます。