肩こりとは

肩こりでお悩みの方が非常に多いです。そして症状・原因はさまざまです。
肩こりの症状がひどくなると日常生活さえ困難になってしまいます。
これが元で自律神経失調症・うつ状態となる方も珍しくはありません。

病院で治療をしたり、マッサージなどを受けていたりしてもすぐに再発する場合は注意が必要です。大きな病気が隠れている場合もあります。
吐き気、頭痛、倦怠感などの症状を伴う肩こりは、鍼灸、整体、マッサージ、整形外科、などでの対処が必要です。
また、急に始まる頭痛が含まれていたり、左肩、背中の重だるさが長くある場合、重篤な疾患(くも膜下出血、心臓が関与する疾患など)が隠れている場合があります。時間とともに悪化するようでしたら「#7119」に電話するなどして対処しましょう。

肩こりの原因は、長時間のデスクワークや姿勢の悪さ、体の冷えなどが指摘されていますが、大体三つの原因があります。

【筋肉疲労】

毎日、パソコンを使った事務仕事で同じ姿勢を取り続けたり、長時間車を運転したりすると、特定の筋肉がずっと緊張をしています。

同じ姿勢でいると、肩こりや腰痛の原因となります。

筋肉が緊張して疲れてくると、筋肉の中で酸素不足が起こり、疲労物質である乳酸などが蓄積していきます。
その後、筋肉が硬くなり、こりやだるさを感じるようになります。
同じ姿勢や同じ筋肉を使い続けることが、こりの原因になります。

【血行不良】

筋肉が硬くなると、血行が悪くなりさらに筋肉を硬くしていきます。お風呂に入ったり、あたたかいシャワーを肩や首に浴びたりすると、マッサージや温熱効果で血流が回復して肩こりや腰痛は楽になります。

疲れて硬くなった筋肉は、周囲の血管を圧迫して、血行を悪くします。血行が悪くなると、硬くなった筋肉の疲労物質の乳酸などが排出されず筋肉内に居続けることになります。

筋肉に届くべき酸素が不足して、さらに乳酸を作るので、筋肉が硬くなっていきます。 この悪循環で肩こりは、ひどくなります。

【抹消神経のダメージ】

肩こりの場所がいつも同じところで、もんでもマッサージしても改善しないことがあります。このような肩こりは、末梢神経がダメージを受けている可能性が考えられます。末梢神経は全身に張りめぐらされていて、痛みやしびれを脳に伝える神経です。

硬くなった筋肉やたまった乳酸などによって、筋肉の近くを通る末梢神経がダメージを受けてしまいます。これによって、その場所に違和感が生まれたり、ジーンとする圧迫感、張り感や痛み、として感じたりするのです。

整形外科、ペインクリニック、鍼灸マッサージ、を受診して早めの治療を心がけましょう。