頭痛といっても様々な種類があります

筋緊張性頭痛・片頭痛・薬剤性頭痛・ウィルス性頭痛など・・・

一番危ない頭痛

脳疾患性の頭痛
急に痛みが出てくる・どんどん強くなる

頭痛で特に危険なのは、突然起こる激しい頭痛です。
今まで経験したことがないほど強い頭痛が突然起こった場合には、脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血が疑われます。
くも膜下出血は最初の出血で軽い頭痛程度しか起こさないことがあるため、頭痛・吐き気・嘔吐などがある場合は、頭痛が軽くても必ず頭痛外来など専門医を受診してください。
また、左右どちらかの後頭部やうなじに痛みがある場合には、椎骨動脈解離を起こしている疑いがあります。
椎骨動脈が引き裂かれる解離を起こして脳梗塞やくも膜下出血につながるケースが日本では多いとされています。
脳腫瘍では起床時の頭痛が多いのですが、ストレスなどで同様の症状が出ることもあります。

我慢せずすぐに救急車を呼ぶなどの素早い対応が必要です。

その他の頭痛

筋緊張性頭痛

姿勢不良から起こることが多いとされます

テレワークをすることにより、悪化する方が多数いらっしゃいます。
オフィス出社の時と違い日中に移動距離が少なく動く時間が極端に減ります。
(資料取りに行ったり、トイレに行ったりしても家の中では歩数が少ない)
モニターの前にいる時間が長くなり、画面内しか見ないため視線も固定されるので、同じ姿勢のまま固まります。
そうすると筋肉の痛みの種類でも書きましたが、血行不良が起こり頭痛を引き起こしやすくなります。
運動する。お酒を飲む。ということでも改善します。

この頭痛への施術

コリを取り除くことを重点に置いて施術をすると楽になっていきます。
状態が軽傷であれば一度の施術で頭痛が無くなります。
重症の方ですと、生活の改善も併せて行っていかなければなりませんが、安定してきたら4週間に一度程度のメンテナンスで頭痛を忘れた状態で過ごせると思います。

片頭痛・偏頭痛

確実な原因は不明ですが、多く言われているのが三叉神経を隣接する血管が意地悪することで「どくどく」拍動性の頭痛を呼び込むのではないか。と言われています。
頭の片方だけに限らず両方発生する方もいます。頭部血管の拡張や噛みしめ・歯ぎしり・顎関節症が原因で片頭痛を引き起こしていた患者様が多いです。日光や音に過敏になることもあります。

この頭痛への施術

拍動部を冷却したり、三叉神経にかかわる部位、頸椎と頭部の境目を中心に鍼灸施術をして改善することが多いです。
歯科クリニックの通院と併用が良い患者様も多いです。

気圧性頭痛

気象病や天気痛などとも言います。

耳の奥にある内耳という部分の気圧センサーが気圧の変化に過剰反応し、それによって自律神経のバランスが乱れて様々な不調を引き起こすことが原因で、その中の一つが気圧性頭痛です。

この頭痛への施術

耳周りの血行改善がポイントになることが多いので、リリース・マッサージ・鍼灸などを織り交ぜて施術していくと快方に向かいます。
自律神経の乱れにより影響を受けやすいので、規則正しい生活を心がけることも大事です。

群発性頭痛

非常に原因究明が難しい頭痛です。

現在の所有力視されているのが、眼球の後ろを通る血管による圧迫から周囲が炎症し神経の圧迫が引き起こされ頭痛となる。という説です。酸素吸入が良いとされてます。
激しい痛みのため外出も困難ですが、1~2時間で治まることが多いようです。
専門医の受診をお勧めします。
当院としては頸椎周囲の緊張を取ることで眼球にかかる負担を減らすように施術しますが、必ずクリニックも受診してください。

薬剤性頭痛

本来頭痛を減らす効果のあるものが、逆に原因のことがあります。

月に15日以上頭痛があり、頭痛薬を月に10日以上飲んでいるような方が引き起こす頭痛の一つです。
なぜ頭痛を止めるはずの薬が、逆に頭痛を誘発するのか原因は解明されておりません。
様々な諸説推論はありますが、薬剤使用が引き金 となって痛みに対する感受性の亢進が成立することが一つの原因となっているようです。
薬物乱用頭痛の原因となった薬剤は徐々に減らす方法と、すぐに中止する方法の2種類がありますが、すぐに中止する方法のほうが良好な結果を得られます。
しかし実際には原因薬剤を使用しないと日常生活が困難な方もいます。
そして中止指示に不安が強く拒否する方もいます。
その場合は徐々に減らす方法をとらざる得ないケースがあります。
離断症状は約2週間間続くといわれていますが、鍼灸治療で頭皮、首肩回りの血行を良くすると比較的早く症状緩和していくケースが多いです。

帯状疱疹性頭痛

主に水疱瘡ウイルスが原因とされています。

水疱瘡にかかったことのある人。帯状疱疹の経験のある人は発症することがあります。かかったことのある人は、治った後もウィルスは体内から無くなるわけではなく、ひっそりと神経の節目に隠れているのです。
普段は免疫機能で抑え込まれています。それが、宿主の人間が体力的に弱ってきたりすると、元気になってきてしまいます。
それが肋骨周辺に出ると肋間神経痛。ほかの部位でも帯状疱疹と言われたりします。
これが頭に出るのが「帯状疱疹性頭痛」です。ウィルスなので鎮痛剤は効きません。
炎症も起こるので冷やすと少し楽になります。階段昇降のような振動が頭に響きます。外来に行って、坑ウィルス薬などを処方してもらうことが一番の解決策です。
また、この頭痛の最中に頭皮に水疱ができる場合があります。これは水疱瘡ウィルスを含んでいる場合があるので、直接触れたものを誰かと共有すると感染を広げる場合がありますのでご注意ください。

長くなりましたが、以上が大まかな頭痛の種類と症状です。

当院での主な施術方法

当院では鍼灸マッサージやハイボルト治療器を使い、該当する頭痛に合わせて局所治療と全体治療を織り交ぜた施術をいたします。
こちらで対応できるものは対応させていただきますが、専門医の受診が必要な場合にはご提案させていただきます。

なお、往診に出ていることもあるので、お問合せのうえお越しください。

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