寝違え

寝違えはなぜ起こる?

多くは、
・無理な姿勢で長時間寝てしまった
・日中にスマホ首、猫背での作業を長時間してしまった
・枕の高さがあっていなかった
・首肩周りを冷やしたまま寝てしまった
・抱っこを長時間していた

ということが引き金になっています。
寝違えとはレントゲンなどでは判別できないことがほとんどです。
何かわかる時は、ヘルニア症状であったりリウマチであったり、首の骨で神経の圧迫がある「頸椎症性神経根症」だったりします。
神経症状(シビレ)などがあったり、あまりにも長期間改善がない場合(症状の程度は下に書きました)整形外科の受診が必要です。

寝違えの状態

・一部の筋肉が痙攣している
・頸椎の後ろの関節(椎間関節)の袋(関節包)に炎症がおこる

などの原因が考えられています。

それらを引き起こすのは、先にも書きましたが、上肢の使い過ぎ(手で重いものを持つ動作は頸の後ろの筋肉に負担がでます)、同じ姿勢の持続(飲酒後の睡眠や疲れ果てての睡眠などで寝返りが少なくなる・パソコンや事務作業が長時間に及び頭を一定位置に保持するために、頸部の筋肉に負担が生じる・スマホの触りすぎ)、が原因の場合が多いと思われます。

また、寝違えを発症する人の大半は、もともと肩こりや首こりがあります。肩こりは、首肩の筋肉が異常に収縮し続けて凝っている状態です。首肩の筋肉が収縮すると、首の骨同士にギュッと圧迫する力が加わることになります。つまり、肩こりは頚椎の関節や椎間板などに過剰な負担がかかり続けている状態なのです。そして、力の入りすぎは血行不良を引き起こし悪循環になります。
するとやがて関節や椎間板は変形したり、椎間板に亀裂が入ったりして痛みが起きるようになります。筋肉は疲労物質が溜まったままになり伸縮が苦手な状態となります。

これが首の悪い状態です。

状態と治るまでの期間

軽症

首が痛いけれどなんとなく動かせるレベル
2、3日でほとんど違和感がなくなります。
治療すれば一回でほとんどの方が軽快します。

中等症

首が痛くてあまり動かせないけれど、横になれば痛みは楽になるレベル
発症当初は首の痛みが激しいかもしれませんが、徐々に痛みが軽くなり、1週間位で痛みが治まります。
治療すると4日程度で軽快します。

重症

痛い方向には全く動かせず激痛が走るレベル。横になっても楽な位置が限られています。
炎症も強いので痛みが無くなるまでにおよそ2週間、ひどいとそれ以上かかります。
治療を3日に一度くらい行い回復の速度を上げることが大事です。
何もしない時と比べて7割くらいの期間で軽快します。

ご自分の症状の程度、症状を引き起こしたであろう原因をある程度理解することが大事です。
姿勢不良の期間が長い方が多いので、再発しないようなセルフケアも大事になります。

治療

当院では、肩、腕、肩甲骨周囲の筋肉の緊張をしっかりもみほぐし、血流を回復させ筋肉の伸縮性を回復させる施術が中心になります。
それにより関節が動きやすくなり可動域が広がっていきます。
痛みの強い部分にマイクロカレント治療器などを使い組織の疼痛軽減を図っていきます。
カイロプラクティックのようなバキバキ言わせる施術は行っていないのでご了承ください。
また、病院へ行くなら整形外科が良いです。
痛み止めや頸椎カラーを処方してもらえると思います。

早期回復をお手伝いいたします。

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