炭酸水には「天然炭酸水」と「人工炭酸水」の2種類があります
それぞれの特徴
天然炭酸水
自然に湧き出た二酸化炭素を含んだ水を指します。採水時にはすでにミネラル成分が含まれているため、炭酸が入っていても口当たりがまろやかだったり泡がきめ細かく感じるのが特徴です。炭酸の強さは産地によって異なります。ただし、日本国内では天然の炭酸水ほんの一部の地域でしか採水することはできないので、国産の天然炭酸水が流通することはほとんどありません。
人工炭酸水
その名のとおり、人工的に作り出された炭酸水を指します。飲料水に二酸化炭素を圧入することで作られるため、炭酸の強さを調整できるのが特徴です。
炭酸の効果
炭酸ガスが血管に入ることで血中の二酸化炭素濃度が高まり、多くの酸素を運びます。その結果血行が良くなる、これが炭酸ガスによる直接的な効果です。疲れを感じると体が酸性に傾き、疲労物質が貯まります。血液量が増えることで疲労物質が老廃物として回収され、尿で排出され、疲労回復につながります。
疲れると、疲労物質の乳酸が体内に溜め込まれてしまいます。血液中に溶け込んだ二酸化炭素は、重炭酸イオンという物質に変化し、乳酸を中和させることができます。
炭酸水は便秘解消などの整腸作用も期待できます。炭酸水が胃腸の血管を刺激し、胃の粘膜の働きが活発になります。
二酸化炭素は空気中にも含まれています。
そこから取り入れられないのか??
答えは × です。
空気中の二酸化炭素は、体内で吸収されることがないため、呼吸をしながら水を飲んでも炭酸水と同じ効果を得ることはできません。体内を循環している血液は、肺から酸素を取り込んで二酸化炭素を吐き出します。肺に来た血液は酸素が不足している状態であり、二酸化炭素が過剰な状態なので、呼吸において二酸化炭素が血液に取り込まれることはありません。
健康のため
炭酸水を飲む。一度お試しください。
ちなみに胃腸への負担を減らすため、冷やした炭酸水を一気に大量摂取するのではなく、常温状態にして1時間にコップ一杯程度をこまめに摂取する方が身体には良いと思います。
医食同源の国、中国ではビールは常温らしいですよ。冷やしているのは観光客向けらしいです。