筋疲労と筋肉痛

筋疲労も筋肉痛も重い、ダルイなど様々な症状が出ます

筋繊維が痛んで炎症しているのが筋肉痛

筋肉を使うと、筋繊維に小さな裂け目ができてしまいます。この裂け目を修復しようとする作用が、炎症や痛みを引き起こします。
これらの裂けた部分を筋肉が修復すると、その部分は以前よりも強くなろうとします。
運動によって筋肉に外傷を与えることに体が反応し、より多くの繊維を筋肉にため込むことでさらに強い筋肉を作ろうとしてくれるのです。

今までとは違う新たな運動をしたり、久々のエクササイズのあとに感じる痛みは、長い人で72時間ほど続くこともあります。
でも、その後同じ運動をするとその痛みは和らいでくると感じると思います。
これは反復効果と呼ばれる現象で、筋肉は数日で適応するので、前回ほどの痛みを感じなくなります。
筋肉痛は怪我と同じと考え、翌日もトレーニングをしたいのであれば、痛みが減るまで別の部位を鍛えるようにすると良いでしょう。同一部位の筋力トレーニングは筋繊維の回復を待ちながら行うようにしましょう。(週二回程度が良いようです)

疲労物質が溜まって症状が出るのが筋疲労

筋肉を収縮させるためのエネルギーは、酸素を用いて糖を分解します。
この方法には、多くのエネルギーが得られるメリットがありますが、時間がかかるデメリットがあります。
激しい運動を続けていくと、持続的に大量のエネルギーを使うため、酸素を用いないスピーディーにエネルギーを手に入れる乳酸解糖という体内のシステムを使うようになります。

乳酸解糖は、メリットが多い反面、乳酸が蓄積してしまうデメリットがあります。
諸説あるようですが、これが「筋疲労とは筋肉に乳酸が溜まっている状態」と言われている所以です。
乳酸は、名前の通り酸であり、その蓄積によってpH低下が生じ(体内が酸性の状態になり)、筋肉運動や代謝に障害を起こし筋疲労が生じると考えられています。

※その他、乳酸が原因でなくエネルギー源の蓄積されていた糖が減少することやエネルギーの分解の結果、生じたリン酸の蓄積が筋疲労の原因とする説も提唱されていて、様々な要因が研究されているところです。

疲労の軽減をするコンディショニング

様々な方面からのアプローチが考えられます。
運動前には、まず筋、筋膜などの部位を運動時の損傷を軽減させるため、これらを柔軟にするストレッチを準備体操として行います。
また筋運動を継続するための十分な糖を貯蓄し、体調を整え、栄養を摂取しておくことも大事です。

また、栄養供給路の確保のため、組織内の乳酸などの老廃物をしっかり除去し、組織内の血流の良い状態を準備して作っておきましょう。

運動後は、乳酸などの老廃物を早期に排除するため、直後の体の熱感が落ち着いたら、局所を入浴などにより温めるなどして血流の良い状態にもっていくのがよいでしょう。
全身での入浴をやり過ぎると、疲労回復に使いたい血液が全身に巡ってしまうので、気持ちのよさの反面回復は遅れます。
ご注意ください。
最近では交替浴(冷水浴・温水浴を繰り返す)をするアスリートが多いです。

また、素早い回復のために一定期間しっかりと体を休ませ、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
さらに、この筋肉痛でも筋疲労でも回復をお手伝いができるのが当院のメディセルという機械です。
押す圧ではなく引く圧により全身のリンパの流れを改善し、よれてバランスを崩した筋膜をリリースしていくことができるので、筋繊維に大きな負担をかけることなく、老廃物を排出することが可能です。
馴染みのない治療機械だと思いますが、昔ながらの「吸い玉治療」「カッピング療法」の現代版だと思っていただくとイメージしやすいと思います。
素早く乳酸などの疲労物質を排出することで、筋繊維の損傷である筋肉痛や筋疲労を回復させるための状態へ素早く移れます。

運動、トレーニング、同じ姿勢続けすぎた後に間疲労を感じたら是非当院の治療をお試しください。

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