ハイボルトとは

ハイボルトとは高電圧の電気を身体に流すことで様々な効果を出すことができる機器です。
ハイボルトの場合、電圧を高めることで深部の筋肉に対してもアプローチすることが可能です。

手技では届かない深層部の筋肉に対しても治療効果を出すことができます

元々はヨーロッパなどで、ケガの回復期に実施されるリハビリや、スポーツ選手のコンディションの調整に使われていた電気刺激治療器で、正式名称はHigh Voltage Pulsed Current Therapy(高電圧パルス電流療法:HPCT)といいます。

一般的な低周波治療器と比べて、高い電圧を用いるため、深部への刺激に適しています。そして電圧が高い方が効果が高いともいわれています。

100μs以下の短いパルス幅を用いることで、一般的な低周波治療器よりも皮膚抵抗が低く抑えられているので、極力高い出力を患部に当てることを可能としています。

皮膚抵抗が少ないので電気刺激が苦手な方も治療が可能で、関節や筋肉の痛みの緩和や血行促進、関節の可動域改善を目的であったり、EMS波形を用いて患部の筋肉の活性化を図り動きやすい体づくりをすることにも使用します。

痛みの緩和や可動域の改善に即効性があることも特徴の一つであり、アスリートのケアにも使用されています。

ハイボルト治療は、局所の深層まで電気を流せるので、痛めた箇所の回復を集中的に促進させることができ、ギックリ腰や寝違え、足首の捻挫などに即効性のある効果的な治療法の1つです。

〇ハイボルトは

疼痛緩和

筋ポンプ作用による血行促進

自律神経の調整

軟部組織の修復

痛みが生じるサイクルをブロックする

という効果があります

〇ハイボルト治療は大きく分けて2つの効果があります

1つ目は、痛みが脳に伝わる過程をコントロールし、痛みを取り除く効果。

2つ目は、筋肉を動かし血流を促すことで、筋肉の酸素不足や栄養素不足を解消し、痛みを取り除く効果です

お腹が痛いときに手でお腹を摩るとだんだん痛みが和らいできたという経験はありませんか?

これは、痛みが脳に伝わるスピードよりも、お腹を摩るという触覚の方が脳に伝わるスピードが速いため、徐々に痛みを感じなくなってくるのです。

このような刺激を筋肉の深部で行うことによって徐々に痛みを感じにくくさせていきます。

こうすることで、痛みが少ない状態を身体に覚えこませ、神経の興奮を抑えて、痛みを長期化させてしまう悪循環を止めます。

また筋肉は動かすことにより血流が良くなるという性質があります。

筋肉からの痛みのほとんどは血流不足による酸素・栄養素不足が原因で起こります。

それを解消するためにハイボルトの電気刺激で他動的に筋肉を動かし血流を促進させることにより、筋肉に酸素や栄養素を供給します。

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