喉頭の筋を支配する副神経

副神経は、脳から出たら頚静脈孔を通って頭蓋骨を出ます。

副神経は、喉頭の筋を支配する運動神経です。同側の胸鎖乳突筋と僧帽筋をコントロールしています。副神経は、喉奥で迷走神経と合流するため、迷走神経の機能を合わせてイメージして治療した方が効果は高いと感じます。

胸鎖乳突筋

鎖骨の周辺から耳の後ろにかけて伸びている筋肉で、首を曲げ、回転させる働きがあります。デスクワークなど同じ姿勢で筋肉が固まりすぎたりすると近くを通る迷走神経にも負担が出て、胃腸障害、頭痛、めまいなどが出てきたりします。

僧帽筋

は背中の表面側にあり、首から肩や背中の上部にかけてつながっています。上部、中部、下部の三つの部分に分かれており、それぞれ異なる働きをします。
〇上部
首のつけ根から肩の上部あたりまで位置する部分で、下から腕を上げたり肩をすくめたりするほか、首を動かす際に使われます。
〇中部
肩の上部から脇辺りまで位置する部分で、ドアノブを引くような肩甲骨を引き寄せる動作に関わっています。
〇下部
僧帽筋の中部の下から背中の真ん中まで位置する部分で、落としたものを拾うといった肩甲骨を下げる動作をするのに使われます。

これを見てもわかる通り、姿勢には両方がかかわってきます。スマホ首、デスクワーク頑張りすぎ・・・日頃の姿勢は癖として染みつきます。無理やり姿勢だけを作ってもすぐに戻ってしまいます。しっかり緩める部分は緩めて正しい姿勢を作りやすくしてから改善していきましょう。
少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

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