腸やメンタルとも関係の深い迷走神経

感覚神経・運動神経・嚥下運動や声帯の運動(反回神経)、耳介後方の感覚などに関係しています。

迷走神経は脳を出た後、体内で枝分かれして内臓(胃、小腸、大腸や心臓、血管など)に多く分布し、働きをコントロールしています。
強い痛みや精神的ショックなどが原因で、迷走神経が過剰に反応すると、心拍数や血圧の低下、失神などを引き起こします。これが迷走神経反射です。(排便時の力みで反射が起こり失神してしまうこともあります)

空腹状態や炎症といった各器官で知覚される情報は、迷走神経を介して脳に伝達されます。特に近年、迷走神経はメンタルとの密接な関係性が明らかにされており、内臓の迷走神経の活動(腸が有名)を整えることで、精神疾患症状が改善されることがわかってきています。腸内環境が整うと、精神が整うともいわれています。

☆迷走神経反射(血管迷走神経反射)を少し掘り下げ

長時間の立位(電車で通勤中であったり、朝礼で立っていた後)や座位、強い痛み、疲れ、ストレスなどをきっかけとして生じる心拍数の減少や血圧の低下のことです。血の気が引く、気分が悪い、冷や汗、めまいなどの症状が数分間続き、最終的には失神してしまいます。
失神を防ぐために、症状が現れ始めたらなるべく早く横になるか、少しでも頭の位置が低くなるようしゃがんで休みましょう。疲れている、寝不足である、二日酔いであると起こりやすくなるので、休みと睡眠不足には気を付けましょう。

☆声帯・嚥下に関わる反回神経

麻痺すると発声に異常を認めるようになります。具体的には、ささやき声のような息漏れの声、もしくはガラガラとした声になります。
反回神経は食べ物を飲み込んだときに声帯を動かして誤嚥が生じないようにする働きがあるので、嚥下障害・誤嚥といった症状もでてきます。誤嚥を繰り返すことから誤嚥性肺炎を発症することもあります。

迷走神経は全身に関係する神経でもあるので、胃腸の調子が悪いとき、眠れない時、など様々な時に治療対象になります。頭皮鍼や手足の指先をマッサージや鍼をすることで整っていくことが多いです。喉周りに鍼、お腹に箱灸。どれも効果的です。

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