幸せホルモン・セロトニン

「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニン

「幸せ」と聞くと、体に良い・たくさんあれば良いと思いがち。
ところが、体内のセロトニンが多すぎても悪影響を及ぼすことがあります。
なんでもほどほどが1番!って話です。

ストレスがかかるとノルアドレナリンというホルモン物質が放出されます。
これは自律神経に働きかけて心拍数を上げたり、血液量を増やしたりして、活動しやすい状態を作ります。
その一方、ストレスになるようなツライ状況を乗り越えたときの達成感、うれしい気持ち、の時に快感をもたらすのがドーパミンというホルモン物質です。
その2つをコントロールして、気持ちを安定させるのがセロトニンというホルモン物質です。

①ノルアドレナリン

(体内で発生したあと、代謝されてアドレナリンへと変わります)
血圧を上げ、集中力・積極性・緊張・不安をもたらし、活動しやすい状態にしてくれます。
ストレスに勝とうとする時に出てきます。

●不足すると

無気力、意欲減退などの症状が出ます

●過剰すぎると

攻撃的・ヒステリー・パニックになりやすくなります。

②ドーパミン

意欲・喜び・快感(辛い状況を乗り越えた時の達成感など)をもたらしてくれます。

●不足すると

無気力、性機能低下、運動機能低下などの症状が出ます

●過剰すぎると

快感への欲求が止まらなくなり、過食・買い物やアルコール等の依存になりやすくなります。

セロトニン

セロトニンは、ノルアドレナリンとドーパミンが過剰にならない(暴走しない)ようコントロールし、心の落ち着きや安定をもたらしてくれます。

●不足すると

体温調節がうまくいかなくなります。
血管の太さの調節が苦手になり、血圧の変動や血管性の頭痛を引き起こすようになります。
腸の動きが悪くなるので下痢や便秘が起こりやすくなります。

●過剰すぎると

薬剤の作用でなることもあります(抗うつ薬)
極端な過剰は自然にはあまりならないらしいですが、バランスを崩すことはあります。
ノルアドレナリンやドーパミンの調整がうまくいかなくなるということです。

まとめ

「②ドーパミンの代謝産物」が「①ノルアドレナリン」。
「①ノルアドレナリンの代謝産物」は副腎皮質で代謝変化によりアドレナリンへと変わります。

要するに、ノルアドレナリン量が過剰になると、不安や恐怖、焦燥や取り乱す状態が出現し、代謝物であるアドレナリンも増えていくことになります。
それにより頻脈や冷や汗などが出現し、その不安や焦燥は助長されることになります。

セロトニンがうまく働いてくれることにより、ノルアドレナリンとドーパミンがバランスよく働き、快適な日常生活が送れるのです。
バランスは大事です。

セロトニンは脳と腸で分泌されています。
脳内では気分を安定させ、穏やかにする役割を担っているほか、睡眠にも関与しています。
また、腸では、腸を動かす指令を出す際に使われています。
生活習慣やストレスなどが影響して腸の働きが鈍り、便秘になった場合を考えてみるとわかりやすいです。
ストレスによる心身のダメージを減らすには、それぞれのバランスが大事ということです。
環境を整え、調整役のセロトニンには程よく頑張ってもらいましょう。

ストレスを抱え込むと身体は余計な緊張を生み、負のスパイラルに陥ります。
溜め込む前にマッサージや鍼灸で身体をリラックスさせましょう。
お役に立てれば幸いです。

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