眼球を動かす滑車神経

滑車神経
目を動かす上斜筋を支配する脳神経の一つで、眼球運動を司る外眼筋の一つです。
眼球運動のなかでも眼球を内側に回転させることによって、内側(鼻側)や下向きに動かす働きがあります。
ということは、この神経がマヒすると、押さえが効かなくなるので、眼球が斜め外を向くことになります。
片方の目がこの状態だと、下を向いたときに複視の症状が出るので、階段昇降時に階段が二重に見えたりするので歩きにくくなります。
滑車神経麻痺は、原因は不明ですが、外傷性や先天性、脳血管障害、腫瘍などが原因となることがあります。
原因が特定できた場合は原因疾患に対する治療を行いますが、場合によっては手術になることもあります。
三叉神経の近くを通るので、付近の炎症が強いと滑車神経にも影響が出るかもしれません。

鍼灸治療では、やはり直接の刺鍼はできないので、関連するツボや脳血流を上げて神経への栄養が行きやすくするような治療になると思います。

もちろん普段の生活が一番大事ですが、ストレスをためすぎたりして体中の力が抜けないと、血圧も上がるし、血液の循環も悪くなります。
少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

また、眼科選びにお悩みの方には
自由が丘にあります「土坂眼科」をお勧めいたします。

ご相談いただければ、院長の成尾麻子医師をご紹介いたしますのでお声がけください

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