表情筋と味覚 顔面神経

脳から側頭骨、耳の下を通り、顔面のそれぞれの表情筋に張り巡らされた神経です。顔面神経は、顔面の筋肉を動かして表情を作る以外にも、まぶたや口を動かしたりする運動神経、味覚(舌の先から3分の2)を感じる感覚神経・唾液や涙の分泌を促す自律神経など複数の役割を果たしています。
耳のすぐ下の茎乳突孔という出口から頭蓋骨の外に出て来て耳下腺を貫いて顔面筋の全てに分布しています。もし神経の障害が出ると、障害を受けた方だけだらりと下がってしまいます。これが顔面神経麻痺です。神経節に潜んでいるウイルスが何らかの理由で活性化した際に神経を傷付け神経炎を引き起こし麻痺につながるという説があります。単純ヘルペスウイルスや、水痘・帯状疱疹ウイルスや、サイトメガロウイルスが関連します。

顔面神経麻痺は発症してから1週間は麻痺が進行していくことが多いです。軽度の麻痺の場合で1か月程度治癒期間が必要です。
クリニックへ通院してステロイド治療やウイルス治療をしながら顔周辺のマッサージを行い血流改善を行う事が有効かと思います。

ストレスをためすぎたりすると、自律神経を疲れさせて身体が必要以上に緊張して血行不良。回復力が落ちるので、疲れも溜まり免疫力低下もおこります。
忙しいと思いますが、自分のメンテナンスの時間を作るのも大事だと思います。
そんな時少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

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