自然毒 トマト編

未熟な青いトマト
家庭菜園で人気のトマトですが、まだ熟していない青い実のまま食べるのは用心が必要です。
もともと青い品種であれば大丈夫ですが未成熟の青いトマトには、トマチンと呼ばれる神経性の毒が含まれています。

中毒となるトマチンの摂取量は25g。
青いトマト150kg分だといわれており、通常食べる分であればほとんど害はなく、健康に影響はないといわれています。
そのため、育てたものの熟さず青いままのトマトを有効活用したレシピなども数多く発信されています。
花(1100 mg/kg)
葉(975 mg/kg)
茎(896 mg/kg)
未熟果実(465 mg/kg)
熟した青い果実(48 mg/kg)
完熟果実(0.4 mg/kg)

実だけではなく、花や葉、茎にも同じ毒が含まれています。
こちらは実よりも多くトマチンが含まれていますので、うっかり口にしないように注意してください。
毒性と生体機能活性は紙一重であり、最近では毒性よりもトマチンの抗腫瘍活性、LDLコレステロール低下効果など、逆に良い効果についての報告があります。いつかは薬になっているかもしれませんね

去年これを調べる前に試しにトマトの葉を一枚食べてみました。
味はさっぱりとして青臭くなく、サラダにしてもいいと思うくらい美味しかったのです。

ただ、万が一。と思って調べたらトマチンという毒を含むことがわかり慌ててしまいました。

が、葉っぱ一枚では何も起こりませんでした。
無知とは恐ろしいもの、気をつけましょう

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